ショッピング

百貨店

• Department Stores

  ファッション、食品、家電製品、化粧品、ジュエリー、生活用品など豊富な品揃い、サービスや施設が充実していることから、他のショッピングモールより値段が割高である。デパートではファッションから食品まで海外からの輸入品を容易く入手することができる。定期的にセールを行っているのでセール期間中に買物すれば、お手ごろ値段で必要な物を購入することができる。
  
  ロッテ百貨店、新世界百貨店、現代百貨店、ギャラリアなど

• 大型スーパーマーケット

  百貨店と同様に、食品、衣類、生活用品などの様々な品物を購入することができる。売場が非常に広く、少ない数の品物を購入するために足を運ぶのは非効率的である。大型スーパーマーケットで販売される品物は品質も良く、施設やサービスも充実しているので、週末には多くの家族連れなどで大変賑わっている。
  
  Eマート、ロッテマート、キムスクラブ、ホームプラス、コストコなど
  ※ 会員制で運営されるコストコは、他の大型スーパーマーケットに比べ、輸入品を多く取り扱っているので、外国人利用客が多い。

• 在来市場

  食品、衣類、雑貨などの様々な品物を手軽に購入できる在来市場。地域ごとに異なるが、ほとんどが路上で開かれる。市場をぶらぶらと歩き回りお気に入りの品が見つかったら、店主と値段を交渉して割と安い値段で買える。市場が閉まる時間になると「トリ」といい、通常価格の半額で購入できるものも多いので、このタイミングを狙うのも賢い買物方法である。

• コンビニ

  24時間営業のコンビニでは食品や簡単な生活用品が買える。売場の広さによって販売品の種類が異なるものの、ほとんどのコンビニはさほど広くないので買物しやすい。1・2点の品物が急に必要となった時に便利だが、スーパーマーケットや市場に比べ値段は割高である。
  
  GS25、セブンイレブン、バイザウェイ、CUなど

TVホームショッピング

• TV Home Shopping

  TVホームショッピングは番組を見ながらダイレクトに電話注文でき、衣類、食品、化粧品、家電、保険商品など多種多様な商品が販売されている。家でテレビを見ながら品物の購入から配送まで一度に済ませられるので大変便利ではあるものの、衝動買いの危険性もあるので注意が必要である。
  
  ロッテホームショッピング、現代ホームショッピング、CJオーショッピング、NSホームショッピング、GSショップなど。

• ネットショッピング

  インターネットサイトから品物を注文・購入できる。販売品目は膨大で、食品、衣類、図書など、特定の品目を取り扱っているショッピングモールもあれば、デパートのように様々な品目を網羅して販売しているサイトもある。しかし、たまにネット上の品物と実際の商品が異なる場合があることや、個人情報を当該のサイトに入力しなければならない短所もある。
  
  Gマーケット、11番街、インターパーク、オークション、新世界モール、ロッテモールなど

教育

韓国の教育制度

• 保育園

  保育園は0～6才未満の就学前の児童が友達と一緒に遊びながら社会性を身につける場所で、幼稚園に入学する前の段階を指します。保育園の特徴は学習よりは遊びが中心で、子供を預ける時間が比較的自由ということが挙げられます。施設ごとに多少異なりますが、基本的な開園時間は朝の7時30分から夜の7時30分となっており、共働きの夫婦のため、24時間受付の夜間保育を行っている所もあります。

  • 保育対象：0～6歳未満の就学前の児童
  • 時間：07:30～19:30(週6日、平日12時間以上(月～金：12時間/土：8時間)

• 小学校

  韓国では満7歳になると小学校に入学しなければなりません。ほとんどの子供たちが居住地によって割り当てられる公立小学校に進みますが、私立小学校の入学を希望する場合は、学校別に定められた入学手続きに従って入学の申請を行います。私立小学校への入学は公開抽選によって決定されます。 私立小学校の最も大きな特徴は特化された教育課程が充実しているということです。基本教育課程は公立学校とほぼ同じで、英語、コンピューター、体育・音楽などの教育が特化されています。例えば、公立学校は小学校3年生から英語を教えますが、ほとんどの私立学校は1年生から正規過程に英語の授業を組み込みます。また、ほとんどの学校でネイティブ教師や英語の専門教師を置くほど、英語教育に力を入れています。体育や音楽の授業も楽器や水泳、ゴルフやスキーなどを義務的に行わせる学校が多く、それに合わせてプールや屋内体育館などを完備している所が多く見かけられます。特技適性教育の種類も多く、レベル別の授業も充実しています。 (参考文献：大韓民国私立小学校百書/ジュニア　キムヨンサ) 英語の初期教育に対する関心が高まる中、英語教育を特化させた小学校が見かけられるようになりました。小学校は義務教育であるため、公立学校は授業料がない半面、私立小学校は年間で約300～500万ウォンほどの授業料が掛かります。

• 中学校

  小学校6年の次は中学校。中学校も公立と私立の2種類に分けられてはいますが、国際中学校、芸術中学校を除いて、通常は、居住地によって割り当てられる学校へ入学します。国際中学校とは国際化時代に適った人材を養うため、特性化された中学校を意味し、清心国際中学校、釜山国際中学校、大元中学校、泳熏中学校の4カ所がそれに値します。 芸術中学校は主に芸術を教える特殊学校で、入学を希望する場合は、学校別の入学試験を受けなければなりません。

  • ソウル：芸苑芸術中学校、仙和芸術中学校
  • 京畿道：桂園芸術中学校
  • 全州：全州芸術中学校
  • 釜山：釜山芸術中学校、ブニエル国際芸術中学校

• 高等学校

  高校は教育課程により、普通高校と職業高校に類別され、この普通高校と職業高校を合わせたものを総合学科高校と呼びます。その他にも特殊高校である科学高校、外国語高校などをはじめ、芸術高校、体育高校、高等技術学校、放送通信高校などがあります。普通高校では、人文社会過程、自然過程、普通職業過程などが置かれ、職業高校には、農業、工業、商業、水産・海運などの各種専門過程が置かれています。その他にも美容系、科学系、体育系、芸術系、外国語系などの特殊学校があります。
  
  (参考：斗山百科事典)

医療

韓国の医療システム

• 診療機関

  韓国の多くの病院は最新型医療装備が完備されており、レベルの高い医療サービスが受けられます。韓国に住む外国人の数が増加し、外国人のための医療サービスについての需要が高まる中、多くの病院が外国人患者を誘致するため、外国人専用センターを設けるなど、グローバルなサービスの提供を心掛けています。

  診療機関の種類

  표

  1次診療機関	疾患初期の症状に対する総合的な診断 保健所、保健支所、保健診療所
  2次診療機関	4科目以上の診療、各科目別に専門医がいる病院 入院及び外来患者を診療し、30~500個のベッドを完備している病院
  3次診療機関	全ての診療分野に専門医を置く病 院 総合病院や500個以上のベッドを完備している病院

  ※ 3次診療機関で診療を受けるためには、1次または2次診療機関の医師の所見書が必要になります。患者が1次または2次診療機関を経ずに3次診療機関を利用する場合は、初診費用が加算されます。

• 救急（119）サービス

  The 119は救急電話番号であり、北米では911である。発信者の位置を追跡し、発信者を助けるため、救急隊員が患者を病院へ移送するなど、素早い措置を取る。電話が繋がると、相談員は救急の状況に応じて救急医療チームまたは消防車を手配する。119では現在、外国人のために英語、日本語、中国語によるサービスも行っている。外国人が電話すると自動で韓国観光公社へと繋がり、通訳サービスが提供される。救急車の利用は無料である。

• 救急医療情報センター

  緊急状況の場合、外国人は1339(救急医療相談)に電話を掛けることもできる。相談センターは24時間運営されており、発信者の状況によって適切な措置を取る。ソウルの場合、局番無しの1339番、携帯や市外からでは02-1339をダイヤルする。医者が英語で相談に応じている。

• 薬局

  韓国では消化剤、風邪薬、ビタミンなどは処方箋がなくても薬局で購入できるが、抗生剤、ホルモン剤、専門的な医薬品を購入するには必ず医師による処方箋を提示しなければならない。 病院で受けた処方箋を薬剤師に提示すると、ほとんどの場合、一回の服用に必要な薬がすべて入れられた個別包装の薬が渡される。服用方法は書かれていないことが多いので、薬剤師から服用方法と注意事項について説明を受ける必要がある。もし、英語の出来ない薬剤師の場合、服用方法をメモしてもらうようにしよう。 特定の薬品にアレルギーを持っている人は、受診する際にまず担当医に知らせる。一つの処方箋では薬を再度購入することができないので、薬がもっと必要な場合は再び病院を訪れて処方箋をもらう必要がある。

国民健康保険

• 職場加入者の健康保険適用除外についての申請

  在外韓国人及び外国人の職場加入者のうち、外国語法令及び保険により、国民健康保険に相当する医療保障を受ける場合 雇用主との契約などにより国民健康保険に相当する医療保障を受ける場合※ 但し、E-9(非専門就業)、 H-1(観光就業)、 H-2(訪問就業)の場合は当然適用となります。

• 地域加入者(会社に勤めていない外国人または在外韓国人)の健康保険取得について

  取得要件：外国人登録を済ませた(下記の適用対象者)者または国内居住申告を済ませた者、健康保険への加入を申し込んだ者

在外同胞及び外国人の地域保険料付加基準：保険福祉家族部公告　第2009-645号(2009.12.1)

国民健康保険 お問い合わせ : 1577-1000, 02-390-2000 (英語) www.nhic.or.kr

銀行

• 基本情報
  • 営業時間：午前9:00〜午後4:00 (週末、祝日は除く)
  • ATM：銀行によって手数料が異なるが、一般的に引き出し/振込みは1件当たり500〜1,000ウォン
    * 銀行営業時間以外の時間が基準となる(平日08時30分以前、18時以降/土曜日14時以降)

• 外国人の口座開設
  • 申込方法：支店を訪問
  • 必要書類：外国人登録証、パスポートまたは臨時旅行証明書
  • 参考：パスポートまたは旅行証明書を身分証として使用する場合、韓国内の連絡先の記載が必要である。身分が証明できる他の書類(母国の身分証、韓国で使用しているクレジットカードまたは韓国内の納税領収証)を提出する必要があり、ATMのカードを発行するためには、韓国内で就業しているか、韓国人による身分保証が必要である。

• 海外送金

  ※ 海外に送金する際

  • 海外送金の手続き：一件当たり１,000米ドル以下は、制限なく自由に送金可能。
  • 送金方法
    • 電信送金(Telegraph Transfer、TT)：大金、または急を要する送金の場合、もっとも一般的な方法
    • 送金小切手(Demand Draft、DD)：急を要しない場合、または小額送金の場合
  • 必要書類：外貨送金の申込書、外国人登録証のほか、送金の目的によっては追加書類が必要となる場合がある。 例)外国人労働者が賃金を送金する際の追加書類：雇用契約書または在職証明書、韓国における所得証明関連書類、パスポートまたは入国査証、雇用主が確認した納税関連証明書類(不法滞在者および産業研修生は除く)、納税事実証明書(自営業の場合)
  • 必要情報：送金申請者の氏名、住所、電話番号、受取人の氏名、住所、電話番号、送り先の銀行名、銀行住所(都市名、地域名、国家名)、口座番号、SWIFT CODE、銀行番号
  • 注意事項
    • 外貨送金/支払いの申込書は英語で作成しなければならない。
    • 受取人の氏名のローマ字綴り、口座番号は正確でなければならない。
    • 口座の名義人と受取人の氏名は一致しなければならない。
    • 外貨送金の申込書には送り先の銀行名、支店名、国名が必ず記載されていなければならない。
    • ミャンマー、リビア、イラン、スーダンなど、一部の国への送金は不可。

• 海外から送金を受け取る場合

• 海外の振込人にまず知らせておくべき内容：受取人の取引銀行名·銀行の本店住所·口座番号、SWIFT CODE、受取人の氏名のローマ字綴り
• 海外送金を領収する際の準備書類：送金領収の理由が立証できる書類(輸出契約書、労務契約書など)
  ※ ただし、金額によっては準備書類が変わることがあるので、メインバンクへの問い合わせが必要。

• 為替の両替
  • 両替可能形態：現金の外貨、トラベラーズチェック
  • 必要書類：パスポート
  • 替可能金額：一件当たり1万米ドルを超えた場合、両替のときに国税を払わなければならない

• インターネットバンキング：インターネットにより銀行業務を行う金融システム
  • 申込手続き：営業所を訪問→利用を申し込む→振込み暗証番号を登録→セキュリティカードまたはOTPカードを受け取る→インターネットバンキングに接続 →電子認証書を発行
  • 申込の際の必要書類：身分証、印鑑
  • 主なインターネットバンキングホームページ

• テレバンキング：電話で銀行業務を行うシステム
  • 申し込み手続き：営業所を訪問→利用の申込
  • サービス内容：残高照会、当行あて振込、他行あて振込、定期積立、ローンの利子、公共料金などの自動引落の申込または解除など
  • 申込の際の必要書類：身分証、通帳
  • テレバンキングを利用する際の必要情報：口座暗証番号、テレバンキング暗証番号、住民登録番号、口座番号

• モバイルバンキング：インターネットに接続できる携帯を利用し、銀行業務を行うサービス
  • サービス内容：取引履歴照会、振込、残高照会、為替照会、小切手照会、明細照会、クレジットカード取引、キャッシュサービスなど